10月の練習会について

10月の練習会はGUTSのロールレクチャー(6日の夕方、7日の早朝と夕方、8日の早朝を予定。)と併せて開催します。それぞれ「初心者」と「中級者以上」のクラスを設けます。リクエストがありましたら、GUTSのエントリーシートに記載ください。可能な限りお応えします。
まだ参加申込みをされていない方で、参加をご希望の方は、下記エントリーシートよりお申込みください(^^)/


Top :列伝第四話 高橋さん登場!
Qajaq :フレームの構造
Rolls : チェストスカーリング
Events : Practice Meeting 201808 in Lake Motosu 終了!
Docs : 第三話(相馬隊長)を“Retsuden”に移行(2018/06/21)

In English
お待たせしました。エントリーを開始しました。下段の方にリンクがありますので、御確認ください。
今年はグリーンランドからジョン・ぺダーセン氏(Qajaq Ilulissat)を招いて「Qajaq(グリーンランドカヤック)の何たるか」を徹底的に語ってもらいます。ジョン氏監修の下「イベント期間中(三日間)でQajaqを作っちゃおう!」というのがメインコンテンツ。参加者数名をひとつのチームとして、各チームで一艇のQajaqを作ります。



【ジョン氏からのメッセージ】

カヤックジャパンのみなさん、こんにちは。私はジョン・ペダーセンです。
GUTS2018のゲスト講師に選んでいただき、誠に光栄です。そして、我々グリーンランド人の祖先たちが編み出したカヤックの作り方をご紹介できることをとても嬉しく思います。まぁとにかく三日間でカヤックを作るなんて無謀だとお思いでしょう。たとえ三日間という縛りが無くても「私にはカヤックなんて作れない」誰もがそう言います。トライする前からね。

私は古い方式の作り方をメインに据えてあなた方に教えるつもりです。テキストや教科書じゃなく、実際の作業を通してね。実践がすべてです。実際にグリーンランドでもこの方法が継承されています。新しい経験、新しいスキルを身につけるには“シンプル”に越したことはありません。参加者のみなさんにおかれましては、あなたが「カヤックメーカー」のスキルを持っている必要はまったく無く、プロでもアマチュアでも誰でもが参加できるような敷居の低さをお見せしましょう。

私は知ってます。あなたがGUTS2018に参加しようと思ったのは、グリーンランドカヤックやそれに纏わる文化に興味を持っているからでしょう。そうですよね? その興味こそが、あなたをカヤックメーカーにするのです。今回は他の参加者とチームを作っての作業となります。チーム内での相互作用もまた良い先生になるかも知れません。

さて、あなたがGUTS2018に参加するときは身ひとつと簡単な工具でお出でください。メインで使用する工具はGUTS2018スタッフが用意してくれます。とは言えです。想像してみてください、100年前の我々の先祖のテクニックを、工法を。彼等はCADや電動工具なんて使いませんでした。たった一個の道具です。そう、ナイフです。今回もナイフ一本でカヤックを作っていただきます、と言いたいところですが、三日間という時間制限があるため致し方なく“禁じ手”を使わざるを得ません。ここだけの話、グリーンランドでも“致し方ない禁じ手”はよく使われます(笑)。兎にも角にも、このイベントが終わったときにあなたが「カヤック作りのスキルをゲッツしたぞー!」と言ってもらえるよう、私も努力します。そして、その次のステップとして、今度はご自身がご自分のカヤックを作る番なのです。そしてそれは単なる工作ではなく、あなた自身が誇りを感じることが出来るようなモノになるハズです。太古のハンターたちは「海を自由に歩けたらなぁ」と思っていたでしょう。それは冬にのみ許されました。しかし、カヤックの創造によって、彼等は夏でも海を自在に移動できるようになったのです。

ジョン・ペダーセン


期日:10月6日~8日
場所:千葉県富津市新舞子浜 うみねこ外庭
宿泊:うみねこ 素泊り3,000円/泊、テント1,000円/泊
食事:基本的に自炊になります。うみねこのキッチンを開放します。
参加費:4,000円/日(三日間参加の方は10,000円/3days)
コンテンツ&スケジュール:カヤックメイキング、ゲストプレゼン、ロールレクチャー、オークション、QJ総会を予定しています。各コンテンツの詳細は追ってこのサイトにアップデートしていきます。


【ユーザー決定!】


お待たせしました。GUTS2018で作るスキンカヤックのユーザーが決まりました。今回はQJメンバーの小林さんのカヤックをみなさんで作ります(他一艇)。小林さんは千葉県長生郡ご在住です。普段は房総の海をホームゲレンデとしてカヤックを楽しんでいらっしゃいます。史上、最もカラフルなカナックの持ち主でもあります(今度、見せてもらってください…笑)。得意技は水泳。というわけで水の中なら怖いものなしデス。ビールサーバーをご持参でイベントに参加されることしばしば。小林さん、今年のGUTSに期待してもいいですか?(笑)

ついでと言ってはとても恐縮ですが、小林さんを例にカヤックのサイズとビームの位置の決め方を簡単に解説したいと思います。GUTS2018の予備知識としてサクッとお読みください。

【カヤックのサイズ】


長さは、一般的に身長(一尋) の3~3.5倍となってます。もちろん、これは標準的なサイズですので、好みで前後することもあります。小林さんの身長は170cmですので、これを3倍すると510cmになりますね。カナック512ぐらいですか。
は、腰の幅にプラス拳2個分です。が、経験上、これでは広すぎるようです。ロール練習に使うカヤックを作るなら、なおさら広いかもしれません。当日はジョンの指示を仰ぎながら決めたいと思います。
深さ、これもシビアな要素ですね。体重との兼ね合いなんですが、深すぎると安定性に影響しますし、浅すぎるとエントリーが大変です(笑)。標準サイズで言うと、バックレスト付近で親指を立てた状態の拳が一般的な深さということで書籍等には書かれています。

【ビームの位置】


カラダに直接触れる“ビーム”の位置決めについてもご説明しましょう(割とキモです)。
1.まず「バックレスト」の位置を最初に決めます。 ガンネルのセンターから自分の足(長さ一個と幅一個)の分だけスターン側へ移動させたところがバックレストになります。ロール時のレイバックを考慮するなら、もう少しスターン側へ移動させても良いかも知れません。

2.バックレストから拳一個分開けた位置に座り、足を前方へ伸ばします。軽く爪先を前へ倒したところが「フットブレイス」です。

3.「2」の状態で、膝頭のちょい上あたりが「ニーブレイス」になります。
上記はカラダに触れるビームであり、ロールを含む操船に大きく影響するパーツでもあります。カヤック作りは「テキトー!」がお題目ですが(笑)、バックレスト、フットブレイス、ニーブレイスの位置決めだけはキッチリ行いましょう。
小林さん、画像提供のご協力ありがとうございました!当日を楽しみにしております。よろしくお願い致します。
この本はグリーンランド語、デンマーク語、英語で書かれており、とてもシンプルな説明ながらも要点をしっかり押さえてあります。数ある「カヤックメイキング本」の中でも分かりやすく、自由度が高い本です。GUTS2018前の予習には最適かと思いますので、ぜひダウンロード(上記画像をクリック)してご覧ください。


サイレントオークション開催決定!


ジョンのご好意により、グリーンランドから“あんなモノ”や“こんなモノ”といったお宝を持ってきてくれるそうです。GUTS2018会場でこれらをサイレントオークションにかけます。そうです、会場に来なければ手に入れる可能性すら無いということです(笑)。さぁそこで物欲大魔王の鼓動を感じているあなた、いますぐエントリーしましょう! (^^)/

画像は2013年に開催されたSUPER GUTSにて、ジョンがハープーンヘッドの説明をしている様子です。このハープーンヘッドもオークションにかけられました。他にも年代もののノルサックや海獣の骨で作られたアクセサリーなんかもあったと記憶してます。さてさて、今回はどんなお宝が並ぶのでしょうか。乞うご期待!



【食事について】

食事は各自でご用意いただきます。会場および宿泊先となる“うみねこ”のキッチンを開放しますので、ご自由にお使いください。冷蔵庫、電子レンジ、各種調理道具もほぼ揃っております。また、テラスにBBQサイトを設けて(道具一式あり)の調理も可能です。

【ロールレクチャー】

御安心ください、ちゃんとやりますよ(笑)。6日の夕方、7日の早朝と夕方、8日の早朝に予定しております。それぞれ「初心者」と「中級者以上」のクラスを設けます。リクエストがあればエントリーフォームに記載ください。可能な限りお応えします。


エントリーフォームはこちらから!




第四話 こちらはPJX どうぞ

QJ列伝第四回目はGreenlanders三代目店主の高橋さんです。現在QJにおいてGUTS実行委員長を務めていらっしゃいます。今回はGUTSの進捗も含めあれこれお話していただきました。お楽しみください。
GUTS2018の仕切り役として実行委員長を務めていらっしゃいますが、現時点(7月7日)での進捗はどんな感じでしょうか?
これからカヤックの材料を加工して、当日の作業がスムーズに進むように準備するところです。たぶん、この準備がイベント成功か否かの鍵になると思いますね。

実行委員長をやってみていかがですか?
そうですね、普段こういったことをやる機会がなかなかないので、いい経験だと思って、なるべく楽しむようにしています。

今回は「三日間でカヤックを作る」というのが目玉のコンテンツになってますが、実際のところ、三日間というのはどうなんでしょうか?
厳しいと思います。ただ、これは僕らの経験から言ってることなので、ジョンさんとはまた違う観点なんだと思います。今はジョンさんの言葉を信じて、三日で作れるんだと思い込むことが大事かなと。スケジュールを可能な限り詰めていけば大丈夫だと思います。頑張ります。

参加者の中にはスキンカヤックを作ったことがない人、あるいは工具さえ使ったことのない人がいるわけですが、その辺についてはどうでしょうか?
そうですね(少し考え込む)、その辺もさっき言った“準備”にかかってくるところですし、なるべく当日の作業が軽減されるような下拵えが必要だと思います。

これでまたQajaqが増えますけど、Qajaqクラブとして見たときにまだちょっと足りないかなと思うところもあります。今後、Qajaqをもっと増やしていくためにはどうしたら良いと思いますか?
多くのメンバーの意識に「Qajaq作りは難しい」という前提が出来ちゃっていると思います。ここが壁ですよね。だから、いきなり一艇丸々だと厳しいと思うので、誰か進行形で作ってる人がいたら部分部分の工程を手伝わせてもらうとか、少しでも実際に経験することで“壁”が薄くなってくるんじゃないかなと思いますね。例えばワークショップとして工程の一部をスポットして体験してもらうというのもアリだと思います。「ホゾ穴あけ」とか「リブ曲げ」とか。

高橋さんのQajaqについて教えてください。
いま使っているのは二艇目です。一艇目も二艇目も、まだカヤックを始めたばかりの頃に作りました。当然、その当時は今とスキルが違うわけです。あの頃はカナックに乗ってもグラグラしていて、あまり好きじゃなかったんですけど、そういう思いがQajaqに反映されたかなと思います。幅も結構広めですしね。なおかつフレームの前後にはウレタン(浮力体)を突っ込んでいるのでチョイ重ためです(笑)。いま作ったら、また違うものになるでしょうね。

グリーンランドスタイルの魅力とは?
まずグリーンランドカヤックは文句なしにかっこいいです。自分で作って乗るというのも醍醐味ですね。他の乗り物系のクラフトと比べても作りやすいですね。実はスキンカヤック以外にもベニヤカヤックも作ったことがあるのですが、比べてみるとスキンカヤックの方が「テキトー」で済まされる部分が多いです(一同大笑い)。
いまのQJに足りないもの、直すべき点があれば。
そうですね、メンバーが集まる機会が少ないかなと思います。年に一回のGUTSがありますが、一回じゃなかなか、ね。今日みたいな「練習会」の場をもっと増やした方がいいと思いますね。欲を言えば月イチで何かしら企画していけば、参加できるメンバーは動くと思うし、それを千葉だけじゃなくて彼方此方で展開できればクラブ全体の活性化にも繋がると思います。

今後のQJに期待することは何でしょうか?(あれば…笑)
(笑)。やっぱりQajaqクラブなので、なるべく多くのメンバーがQajaqを手に出来るようになればいいなと思うことと、そうすればQajaqでのロール練習会や競技会といった本来あるべき姿の活動が見えてくるのかなと思います。そして、さっきも言いましたけど、なるべく頻繁に集まる機会があればいいですね。そうすればもっと楽しくなると思います。クラブに所属している意味が見えてきますよね。
最後に、既にエントリーされた方や、まだ迷ってる方々へ一言お願いします。
Qajaqを作るということは普段なかなか体験できないことです。しかし、やってみるとこれが意外に楽しいです。なにより、自分のQajaqを自分で作って海に出るわけです。こんな素敵な趣味、他にありますか?その楽しさを少しでもお裾分けしたいというか、知ってほしいですね。みなさんのご参加を心からお待ちしてます。一緒に楽しみましょう。

高橋さん、どうもありがとうございました。GUTS2018が楽しみですね。おっと、その前に準備も頑張りましょう。よろしくお願いします。
2018年7月7日 新舞子G-BASEにて












QajaqJPN,では常時メンバーを募集しています。カヤックメイキング、グリーンランドロール、その他極北の狩猟文化等にご興味があれば、国籍・年齢等一切問いません。現在の会員数は80名ほどです。北は北海道から南は沖縄まで、日本各地にメンバーがいます。さらに、アメリカ、ロシア、ハンガリー、台湾といった海外にも!
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