Based on the report of QajaqUSA, these descriptions were translated for Japanese G-kayakers. 

Qaannat Kattuffiatで規定しているロールを、QajaqUSAの記事を元に日本のGカヤッカー向けということで翻訳してみました。ロールの日本語呼称については普段使っているものを当てましたが、ほぼローカルルールなので、みなさんがお使いになっているものとは違うかもしれません。悪しからず。
赤文字は解説・グチ・要望・その他です(笑)。その他、不備等があれば申し付けください。最後にグリーンランド語でのアイテム名を加えました。クリックするとマリギアックが発音してくれます。
追々、動画や画像なども追加していきたいと思います。みなさんの御協力に期待します!(笑
)


1.Side Sculling サイドスカーリング
手のひらを上へ向け、ハイブレイスの要領で行ないます。通常はカヤックを水平に保ち、上体を弓なりに反らせながらスイープしますが、2002年の競技会から(ジャッジによっては)カヤックを垂直にキープすることを要求されるようになりました。
得点:2ポイント/片側
目的:休憩、沈防止、ロールの練習。
動画・画像:
Innaqatsineq:「背中から横たわる」という意味。



2.Chest Sculling チェストスカーリング
かつては両手の親指がパドルの先端を指すようなグリップが許されましたが、2003年から通常グリップのままのスカーリングが義務付けられました(もちろん普段の遊びではどうでも良い)
頭は海中に沈んでいてもOK。
(海面に出す方が難易度は高いですが、ポイントには関係ありません)
得点:2ポイント/片側
目的:前面(胸)から倒れたときの沈防止(釣り等)。
動画・画像:
Palluussineq:「腹から横たわる」という意味。


3.Standard Greenland Roll スタンダードロール
前屈から始まりレイバックでフィニッシュ。最後はセットポジションに戻します(これ大事!得点に影響します)。また、フィニッシュ時に前方向へのローブレイススイープを許可されています。
得点:2ポイント/片側
目的:すべてのロールに通ずる基本。力を必要としない易しいロール。
動画・画像:
Kinnguffik paarlallugu/nerfallaallugu:「反対側へ出る」という意味。


4.Rolling with Paddle Held in Crook of Elbow 肘掛けロール
スタンダードロールの要領でパドルを持ちますが、前方向のグリップは手ではなく肘で固定します。セットポジションからロールインして、レイバックで反対側へ出ます。フィニッシュは再びセットポジションへ戻ります(得点に影響します!)。このとき一度でも肘が外れると減点です。
得点:3ポイント/片側
目的:片手に怪我を負ったり、何かを持っているときに使うロール。
動画・画像:
Pakassummillugu/unermillugu:「肘でパドルを固定する」という意味。



5.Storm Roll ストームロール
前屈スタート→前屈フィニッシュのローブレイスロール(手のひらは下向き)。インボードハンド(回転する側、沈して行く側の手)はロール中、ハルやデッキに接触しています(得点には関係なさそうです)。時々(人によっては)ヒップスナップやキックをフィニッシュ時に利かせます。「コンバットポジション(漕ぐときのグリップポジション)で行なわなければならない」というのは誤った認識です。すべてのロールにおいてグリップポジションは自由であり得点には影響しません。
得点:3ポイント/片側
目的:強風の中で有効。非常に安定したポジションを得ることができます。
動画・画像:Stormtroopers
Siukkut pallortillugu/masikkut:「マシック付近におじぎする」という意味。



6.Reverse Sweep Roll リバースロール
スターンからバウ方向へのローブレースロールです。フィニッシュは前屈。セットポジションに戻る必要はありません。
得点:3ポイント/片側
目的:グリーンランドではとてもポピュラーなロールです。スカートが外れていても浸水が少ないです。
(ホントだろうか?)
動画・画像:
Kingumut naatillugu:「パドルで後方を指す」という意味。


7.Spine Roll スパインロール
パドルの先端があなたの頭を越えるように、背骨に沿って背中にパドルを構えます。前屈スタート→レイバックで起き上がり、フィニッシュはセットポジションへ戻ります
(得点に影響します!)。パドルの下端をカップ状に持った場合、ジャッジによっては減点の対象になるかもしれません。
得点:3ポイント/片側
目的:背中に構えたパドルが風を受けて帆の役割を果たしたという説があります。
動画・画像:
Aariammillugu:「肩甲骨間に置く」という意味。


8.Paddle Held Behind Back ビハインドバック
パドルを後方に構えて、スターン側のガンネルに沿わせます。背面にロールインして、やや前屈気味にパドルは背中に構えたままフィニッシュ。このときリカバリーのためのスカーリングが許されています。パドル先端のグリップに幾つかのバリエーションがあります。カップ状に持つ(もっとも易しい)。手のひらを表側に向ける(やや難しい)。手のひらを内側に向ける(もっとも難しい)。競技会では手のひらを表側へ向けるよう指示されるでしょう。フィニッシュ時にセットアップポジションへ戻る必要はありません。
得点:3ポイント/片側
目的:パドルをアウトリガーとして後方にセットしたまま沈したときに有効です(そんな余裕あるのか?)
動画・画像:
Kingup apummaatigut:「パドルを後方のガンネルに置く」という意味。


9.Standard Roll with Paddle Behind Neck ビハインドネック
#3のバリエーションです。パドルの先端をカップ状に持つことは許可されていません。フィニッシュはセットアップポジションに戻ることで達成されます。これを行なわない場合は得点に影響します。
昔、まだ実物のマリギアックと会う前、房州素人船団のまんぞうさんや天狼☆の兄ぃは「マダムロール」と呼んでいました(笑)。
得点:4ポイント/片側
目的:余興から生まれたロールで、スキルアップの練習などにも用いられる。
動画・画像:
Siukkut tunusummillugu:「首によって前方を指す」という意味。


10.Reverse Sweep Roll with Paddle Behind Neck ビハインドネック・リバース
#6のバエーションです。パドルの先端をカップ状に持つことは許可されていません。フィニッシュ時にセットアップポジションへ戻る必要はありません。
得点:4ポイント/片側
目的:余興から生まれたロールで、スキルアップの練習などにも用いられる。
動画・画像:
Kingukkut tunusummillugu:「首によって後方を指す」という意味。


11.Armpit Roll アームピット
脇の下付近の胸にパドルの先端をあてがい、片手でパドルを持ちます。決して「脇の下」ではありません。ロールイン後、手のひらを上に向けてスイープします。ヒップスナップ等は必要ありません。フィニッシュ時にセットポーズに戻る必要はありませんが、カヤックが起き上がったときにパドルの先端が脇の下付近の胸から外れてしまうと減点になります。
得点:3ポイント/片側
目的:片手に怪我を負ったり、何かを持っているときに使うロール。
動画・画像:

Paatip kallua tuermillugu illuinnarmik:「パドルを肩に接触させたまま、片腕で使う」という意味。
(何で“肩”?)


12.Vertical Sculling Roll バーチカル・スカーリングロール
エクステンドポジションでパドルを持ちます(ローブレイス)。上側の手は額付近に位置させ、手のひらはガンネル方向に向けます。パドルを垂直にキープしたままスカーリングし上がってきます。フィニッシュには強烈な前屈を要することになるでしょう。
水中において少しでもパドルを水平にしてしまうと、ジャッジによっては得点できないか減点の対象になります。
以前マリギアックは「半ロールではなく、一回転するべき」という話をききましたが、ネットで検索してみるとどれも半ロールのようです。どっちなんでしょ?
得点:4ポイント/片側
目的:余興から生まれたロールで、スキルアップの練習などにも用いられる。
動画・画像:
Qiperuussineq/paatit ammorluinnnaq:「パドルを垂直にしてスカーリング」という意味。


13.Sculling Roll with Paddle Held Horizontaly on the Foredeck
スカーリングロール・オン・ザ・デッキ
パドルはデッキに接触させたまま、スカーリングによって回転します。ベストーフォームはパドルが常にカヤックに対して水平に保たれることです。フィニッシュ時にブレイスのためにパドルを伸ばしてしまった場合、ジャッジによっては減点の対象になるでしょう。
得点:4ポイント/片側
目的:余興から生まれたロール。あるいはパドルがデッキラインに挟まったまま沈したときのリカバリー。(わざわざ、そんな…泣)
動画・画像:
Masikkut aalatsineq:「マシック付近でのスイープ」という意味。


14.Sculling Roll with Paddle Held Horizontaly on the Backrest
スカーリングロール・オン・ザ・バックレスト
パドルはバックレスト付近に接触させたまま、スカーリングによって回転します。ベストーフォームはパドルが常にカヤックに対して水平に保たれることです。フィニッシュ時にブレイスのためにパドルを伸ばしてしまった場合、ジャッジによっては減点の対象になるでしょう。
QajaqUSAの原題では「Sculling roll with paddle held horizontaly on Isserfik」とありました。「Isserfik」は“後部のデッキビーム”という意味だそうです。なんでここだけグリーンランド語なん?(笑)
得点:4ポイント/片側
目的:余興から生まれたロールで、スキルアップの練習などにも用いられる。2005年のQaannat Kattuffiat総会で追加されました。
動画・画像:

Isserfikkut aalatsineq:「後部デッキビーム付近でのスイープ」という意味。


15.Rolling with the Arms Crossed アームクロス
ストームロールに似ています。左側にセットする場合、右腕を左腕上に交差させてパドルを持ちます。(ジャッジはこのグリッピングからチェックするべし。間違っている場合は即刻減点対象)
回転し終わったら、しっかり腕の交差が保たれていることを示すために、パドルを持ったまま両腕を上げてください。セットポジションに戻す必要はありません。
得点:5ポイント/片側
目的:余興から生まれたロールで、スキルアップの練習などにも用いられる。
動画・画像:
Tallit paarlatsillugit paateqarluni/masikkut:「マシック付近で腕を交差させてパドルを持つ」という意味。


16.Sculling Roll with Paddle Held Under the Kayak
スカーリングロール・アンダー・ザ・カヤック
パドルをカヤックの下に構え、前屈状態でスイープします。ジャッジによっては3回以上のスイープを要求されるかもしれません。
得点:5ポイント/片側
目的:余興から生まれたロールで、スキルアップの練習などにも用いられる。ちなみにDavid Crantzは1767年に「沈したカヤックの上にパドルが浮いてしまったときにこのロールを使う」と記録しているそうです。(1767年!?)
動画・画像:
Qaannap ataatigut ipilaarlugu:「パドルをカヤックの下に置いたまま回転」という意味。


17.Quick Succession of Storm Rolls 10秒ストーム
10秒間に可能な限り連続でストームロールを行ないます。10秒間に最低3回回れて3ポイント獲得。以後、1回増える毎に1ポイント加算されます。ただし10秒回に3回まわれなかった場合は一切得点できません。
目的:スキルアップ
動画・画像:
Pallortillugu assakaaneq 5:「前屈ロールを何回も」という意味。
(“5”が気になります)


18.Quick Succession of Standard Rolls 10秒スタンダード
10秒間に可能な限り連続でスタンダードロールを行ないます。10秒間に最低3回回れて3ポイント獲得。以後、1回増える毎に1ポイント加算されます。ただし10秒回に3回まわれなかった場合は一切得点できません。
目的:スキルアップ
動画・画像:
Nerfallarlugu assakaaneq 5:「レイバックロールを何回も」という意味。
(ここでも“5”が気になります、マジで)


19.Roll with Hunting Float アバタックロール
右側へロールインする場合、アバタックは左側へ取り付けられます。逆もまた同様。アバタックはコクピット後部のデッキラインにきつく結ばれます。このときアバタックはデッキ上にあるのではなく、デッキライン横の水面に浮くように位置します。ロールを開始するとアバタックは強烈な抵抗となります。(アバタックにレギュレーションはないのか?)
得点:5ポイント/片側
目的:狩猟中の事故。狩猟道具がロールの障害になります。
動画・画像:
Avataq isserfiup taqqaanut qaannap sinarsuanut qilerullugu:「アバタックをカヤックの横に付けて」という意味。


20.Throwing Stick, Start Tucked Forward, Finish Tucked Forward
ノルサックまえまえ
ノルサックを使い、前屈スタート→前屈フィニッシュです。ノルサックを握らない方の手はロールの最中ハルに接触させてください。(ハルを抱え込むということですね。これをしないと減点の対象になるのか?)
得点:6ポイント/片側
目的:パドル無しのリカバリー。
動画・画像:
Norsamik masikkut:「ノルサックによる前屈(マシック)ロール」という意味。


21.Throwing Stick, Sweep from Stern to Bow, Finish Tucked Forward
ノルサックうしろまえ
ノルサックを使い、レイバックスタート→前屈フィニッシュです。ノルサックを握らない方の手はロールの最中ハルに接触させてください。(ハルを抱え込むということですね。これをしないと減点の対象になるのか?)
得点:6ポイント/片側
目的:パドル無しのリカバリー。
動画・画像:
Norsamik kingukkut:「ノルサックによって後ろから開始」という意味。


22.Throwing Stick, Start Tucked Forward, Finish Leaning Aft
ノルサックまえうしろ
ノルサックを使い、前屈スタート→レイバックフィニッシュです。スイープする方の手のひらは上向きに。これはアームピットロールの動きに良く似ています。リカバリーのために反対側の腕をカウンターウェイト
(デッキあるいは反対側のガンネルに腕ごと投げ出す)として使うことを許されています。フィニッシュは、セットポジションに戻る必要はありませんが、ちゃんとシートに座る姿勢まで戻るようにしてください。
得点:6ポイント/片側
目的:パドル無しのリカバリー。
動画・画像:
Norsamik nerfallaallugu:「ノルサックによって後方へ横たわる」という意味。


23.Hand Roll, Start Tucked Forward, Finish Tucked Forward
ハンドまえまえ
オフハンド(使わない方の手)はロールの最中ハルに接触させてください。基本的にハンドロールの動きは一連のノルサックロールのそれに似ています。
得点:7ポイント/片側
目的:パドルやノルサック無しのリカバリー。
動画・画像:
Assammik masikkut:「手を使った前屈(マシック)ロール」という意味。


24.Hand Roll, Sweep from Stern to Bow, Finish Tucked Forward
ハンドうしろまえ
オフハンド(使わない方の手)はロールの最中ハルに接触させてください。
得点:7ポイント/片側
目的:パドルやノルサック無しのリカバリー。
動画・画像:
Assammik kingukkut:「手によって後ろから開始」という意味。


25.Hand Roll, Start Tucked Forward, Finish Leaning Aft
ハンドまえうしろ
スイープする方の手のひらは上向きに(セットポジションのときのみ“下向き”でもOK)。これはアームピットロールの動きに良く似ています。リカバリーのために反対側の腕をカウンターウェイト(デッキあるいは反対側のガンネルに腕ごと投げ出す)として使うことを許されています。フィニッシュは、セットポジションに戻る必要はありませんが、ちゃんとシートに座る姿勢まで戻るようにしてください。
得点:7ポイント/片側
目的:パドルやノルサック無しのリカバリー。
動画・画像:
Assammik nerfallaallugu:「手によって後方へ横たわる」という意味。



26.Hand Roll with a Clenched Fist, Start Tucked Forward, Finish Tucked Forward
グーまえまえ
選手はロールの間ピンポン玉を握ることを義務付けられます。オフハンドをカウンターウェイトとして使用することを許されます。
得点:8ポイント/片側
経緯:2005年のQaannat Kattuffiat総会で追加されました。
動画・画像:
Assak peqillugu masikkut /Qilerlugu/poorlugu:「拳で前屈(マシック)ロール」という意味。



27.Hand Roll with a Clenched Fist, Sweep from Stern to Bow, Finish Tucked Forward
グーうしろまえ
選手はロールの間ピンポン玉を握ることを義務付けられます。オフハンドをカウンターウェイトとして使用することを許されます。
得点:8ポイント/片側
経緯:2005年のQaannat Kattuffiat総会で追加されました。
動画・画像:
Assak peqillugu kingukkut /Qilerlugu/poorlugu:「拳で後ろからスタート」という意味。



28.Hand Roll with a Clenched Fist, Start Tucked Forward, Finish Leaning Aft
グーまえうしろ
選手はロールの間ピンポン玉を握ることを義務付けられます。オフハンドをカウンターウェイトとして使用することを許されます。
得点:8ポイント/片側
目的:スキルアップ。道具を使わないリカバリー。
動画・画像:
Assak peqillugu nerfallaallugu /Qilerlugu/poorlugu :「拳によって後方へ横たわる」という意味。


29.Hand Roll Holding an 8kg Brick or Stone, Start Tucked Forward, Finish Tucked Forward
8キロまえまえ
こうなるともう説明すらないです(TOT)
得点:9ポイント/片側
経緯:2005年のQaannat Kattuffiat総会で追加されました。
動画・画像:
Ujaqqamik tigumisserluni “masikkut”:「石を持って前屈(マシック)ロール」という意味。


30.Hand Roll Holding an 8kg Brick or Stone, Sweep from Stern to Bow, Finish Tucked Forward
8キロうしろまえ
やっぱり説明ないです(TOT)
得点:9ポイント/片側
経緯:2005年のQaannat Kattuffiat総会で追加されました。
動画・画像:
Ujaqqamik tigumisserluni,” kingukkut”:「石を持って後からスタート」という意味。


31.Hand Roll Holding an 8kg Brick or Stone, Start Tucked Forward, Finish Leaning Aft
8キロまえうしろ
オフハンド(使わない方の手)をカウンターウェイトとして使うことが認められています。
得点:9ポイント/片側
目的:スキルアップ。道具を使わないリカバリー。
動画・画像:
Ujaqqamik tigumisserlunii “nerfallaallugu”:「石を持って後方へ横たわる」という意味。


32.Elbow Roll エルボーロール
片手を首の後ろ(あるいは後頭部)に添えて、前屈スタート→レイバックフィニッシュ。オフハンドのカウンターウェイトが許されています。
フィニッシュ後、セットポジションへ戻る必要はありませんが、手を首の後ろ(あるいは後頭部)に添えたまま、ちゃんとシートに座る姿勢まで戻ってください。
得点:10ポイント/片側
目的:スキルアップ。何かの“もつれ”対策。(足とかじゃねーよ!)
動画・画像:
Ikusaannarmik niaqoq/pukusuk patillugu:「肘だけで/頭を触って」という意味。


33.Straight Jacket, No Hands Roll ノーハンドロール
両腕を胸あたりでクロスさせます。フィニッシュ直前でバランスブレイス(浮いた状態でデッキに上体を乗せるタイミングを計るという意味でしょう)を行なうとジャッジによっては得点できない場合があります。起き上がったあとは、腕を組んだままちゃんとシートに座る姿勢まで戻ってください。
得点:11ポイント/片側
目的:スキルアップ。何かの“もつれ”対策。(人間関係でもねーよ!)
動画・画像:
Tallit paarlatsillugit timaannarmik:「腕を組んで上体だけで」という意味。


34.Paddling Upside Down アップサイドダウン
沈したまま、パドルをハル上に構えて、まっすぐ漕ぎます。選手は水中で前屈してバックパドリングの要領で漕ぐことになるでしょう。漕いでいる間の呼吸はみとめられません。
得点:最初の3メートルで1ポイント。以後2メートル進む毎に1ポイント得ることができます。
目的:スキルアップ。(何のスキルアップ?)
動画・画像:
Pusilluni paarneq:「逆さで漕ぐ」という意味。


35.Walrus Pull ウォーラスプル
沈を防ぐ種目です。沖に浮かんだ選手のカヤックはロープによって岸から5人の成人男子に引っ張られます。ロープはコクピット付近からカヤックの下を通って岸まであります。選手は引っ張られている間、カヤックをロープに対して垂直なるようにコントロールしなければなりません。このコントロールはブレードの向きを変えたり、パドルをガンネルに沿って前後へ移動することで行なわれます。引かれる距離は最低でも15メートルです。この競技は大変危険なため、しばしばカヤックやパドルが壊れたりします。QajaqJPNの「ウォーラスプル研究所」を御覧ください。
得点:9ポイント(片側のみでOK)。
目的:狩猟中の事故。ハープーンラインを引く海獣に対するカヤックの姿勢制御。
動画・画像:
Image01
Nusutsinneq kinngunani iluarisamut:「沈しない状態で引かれる」という意味。


グリーンランドパドルは、効率的なフォーワードストロークと強いブレイシングを生む素晴らしいツールであるだけではなく、そこにはロールを容易に実現するための比類なき技術が凝縮されています。


ブレードはグライダーの翼のように細長く、スイープしたときに強烈な揚力が発生します。そしてそれはスプーンパドルと異なり、“角度”によって挙動をコントロールできます。


ブレードの対称性は、使用する面に関係なく水中における取り回しの良さを発揮します。


よくある誤解は、グリーンランドパドルのブレードが“平面”であるということです。実際、断面はレンチキュラーであり、レンズの断面によく似ています。この形状こそがロールやスカーリングに好都合なのです。


テクニックを学ぶ最善の方法は独学や他者から教えられるということよりも「よりよいプレイヤー」を観察することです。
すなわちそれはメンタリングです。
メンタリングはグリーンランドにおいても一般的なカヤッキングの上達方法であると言えるでしょう。
職人さんのように「目で見て盗め!」ということに近いのかもしれません。

ルールに関しては、チョクチョクではないけれど変更や追加があるようです。これらはQaannat Kattuffiatの総会でグリーンランドの各カヤッククラブ代表による協議で決められます。


最近では外国人選手や外国人クラブからの提案も採用される傾向が見受けられます。たとえばここ(右欄)に列挙したロールの中で「New」が付いているものが幾つかあります。これらはQajaqUSAのダブサイドの提案により加えられたそうです。まったく余計なことをしてくれたもんです(笑)。悔しいのでQajaqJPNでも何か考えたいですね。


さらに「ノルサックスパイン」や「スパインロールのバリエーション(持ち手が逆)」なども候補に挙がっていると聞きました。


このままロールの数が増えてしまうと30分の持ち時間は厳しくなって行きますね。かといって「んじゃ40分にしよう」なんて言われた日には息が上がってしまいます。逆に「旧いロールを削除しよう」なんてのも困りますね。このままロールの数が増えると「選択制」になる可能性もあるのかな…。

Score Sheet